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試乗記 TEST RIDE 2016 リンカーン ナビゲーター2015&2016年ナビゲーターはまさに黒船襲来の雰囲気

2016 リンカーン ナビゲーター

ダウンサイジングによる劇的進化した4代目モデル

2016年型のリンカーンナビゲーターを取材。この年代はフォードジャパン撤退前の最後のディーラー車であった。

更新日:2021.06.09文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力

ブルート
TEL 0489529260 [ホームページ] [詳細情報]

撤退前の最後のディーラー車

 2016年型のリンカーンナビゲーターである。このナビゲーターは、フォードの日本法人がまだ存在した時の最後の車両であり、フルモデルチェンジによって劇的に変化したモデル。ナビゲーターにとっては通算四代目となるモデルチェンジである(現行型は五代目となっている)。

 エクステリア、インテリアのデザインを大幅刷新するとともに、3.5リッターV6エコブーストツインターボエンジンを搭載。また、足回りに可変コントロールダンピングサスペンションを採用するなど、フォードの当時最新のテクノロジーを搭載した、かなりモダンに進化したアメリカンSUVだった。

 エクステリアには当時最新のリンカーンモデルの象徴である「スプリットウインググリル」が採用され、よりリンカーンらしい風情を感じさせながらも、過去を振り払うかのような力強いスタイリングに仕上っている。

 全長×全幅×全高=5268×2002×1984ミリというサイズ感は、全幅のみでいえば、エクスプローラーと同じであり、全長で20センチ、全高も20センチ弱高い。

 とはいえ、運転席から感じる大きさはそれほどでもないために、フルサイズのアメリカンSUVといえど、大げさではなく日常的に使える範囲と言っても過言ではない。
2015年に登場した四代目モデル。リンカーンモデルの象徴である「スプリットウインググリル」が採用され、よりリンカーンらしい風情を感じさせながらも、ボディの作りや動力性能は圧倒的に進化しているモデル。
サイズ的には、エクスプローラーと比べると、車幅は同じで全長で20センチ長く、全高も20センチ弱高い。だが、運転してみると小回りが利くので毎日使用でも慣れれば問題ない。
ツインターボに直噴、可変バルブタイミングを組み合わせ、前モデルから排気量の大幅なダウンサイジングを図りながらも、リッターあたり100ps以上を実現したハイテクV6エンジン。385ps、最大トルク63.6kg-mを発生させる。
このエンジンに組み合わされるミッションは、セレクトシフト付き6速ATであり、マニュアルモードでの運転が可能となっている。
上質なプレミアムレザーやウォールナット・ウッドパネルを採用し、細部にまでこだわり、優雅で上質なリンカーンならではの空間を作りあげた。一方で先進技術を採用し、利便性と快適性を向上させている。

一新されたデザインとエンジン

 インテリアには伝統的なシンメトリカルの美しいデザインとレイアウトはそのままに、ドライバーコネクトテクノロジー「MyLincoln TouchTM(マイ・リンカーン・タッチ)」と当時最新のナビゲーションシステムが標準装備され、より快適で、よりスマートなドライビング空間を提供してくれる。

 もちろん、そこにはリンカーンならではのラグジュアリーな世界観が投影されたインテリアが有され、ドライバーを魅了する。

 それ以前の濃厚なリンカーンテイストは若干軽減したが、上質なプレミアムレザーやウォールナット・ウッドパネルを採用し、細部にまでこだわった優雅で上質な空間はこれまで通り。

 で、この年代の最大の話題が新たに搭載された3.5リッターV6エコブーストツインターボエンジンだった。それまでの5.4リッターV8エンジンから大幅なダウンサイジングを図りながらも、最高出力385ps/5250rpm、最大トルク63.6kg-m/2750rpmを発生させる。

 1700rpmからピークトルクの90%を発生し、どの速度域からでも力強い加速を実現するこのエンジンは、旧V8モデルと比較してもその差は歴然であり、圧倒的に速い。くわえて、このエンジンはそれ以降のフォード車上級ラインナップに搭載され続けている。
リンカーンの象徴である「スプリットウインググリル」が採用される。オラオラ感と品格とが混じり合う絶妙な雰囲気が素敵だ。

エスカレードとは向かう方向性を変えた

 旧V8比で、馬力にして約70ps、トルク12kg-mの増強は、強烈な走行性能を実現しており、リッターあたり100ps以上を実現したこのツインターボエンジンは、それまでのアメリカンV8とはまた異なる世界へと導いてくれる。

 と同時にライバルたるキャデラックエスカレードとはまったく違う「路線」へと舵をきった。すなわち、「Modern American Luxury」である。

 一方、足回りには、走行中の車両を1000分の2秒毎にモニターし、サスペンションの設定を最適化する、可変コントロールダンピングサスペンションを採用することでハンドリング性能と快適性の向上を両立させている。

 駆動システムは、従来と同じコントロールトラック4WDシステムを採用しながら、新型では滑りやすい急勾配を下る時に有効なヒルディセントコントロールを装備、SUVとしての走破性も向上させている。

 ちなみに、当時のフォードディーラーで売られていた日本仕様は、ボディカラーが白と黒のみ。ナビゲーションも標準装備されたモノグレード構成ということで、この型の中古車も当然白黒ボディのいずれかであり、内容の違いもほとんどない。

 取材したブルートでは、初代ナビゲーターから扱っており、二代目、三代目と過去に取材をしてきたが、この四代目に関しては白黒の2台の在庫車を有していた。が、取材前に白が売約済みとなってしまったために、ブラックのみがいま現在在庫されている。2016年型約5万3000キロ走行のディーラー車。
旧型の濃厚なリンカーンテイストから現代的な意匠に様変わりしたナビゲーターのメーターパネル。
ディーラー車にはナビゲーションが標準で装備されている。
純正の20インチブラックホイールとのマッチングが絶妙である。
ドライバーズシートには若干の使用感があったものの、室内空間は全体的にクリーンそのもの。
セカンドシートには使用された形跡がほとんど見当たらない。
もちろんサードシートも同様に使用感なしのクリーンな状態だった。

モダンアメリカンラグジュアリーの確立へ

 聞けば、「たった一年しか日本では販売されていない車両(2015年と2016年型が存在する)ですから、個体の流通がほとんどありません。もちろん、並行で持ち込まれた車両もなく、この四代目は非常にレアなディーラー車個体です」

 伺った通り、某インターネット中古車サイトで見るこの型のナビゲーターは全国で4台。そのうちの1台がこれである。

 筆者は2015年当時、フォードディーラーの広報車に1度試乗した経験があるが、もの凄い変化を感じた記憶が鮮明に残っている。とにかく軽々走り、SUVにしてはかなり強固なボディであり、それまで感じていた「鷹揚としたアメ車らしさ」みたいなものがなくなっていたのに驚いたほどだ。
リアハッチのウインドーが開く等、利便性も高い。フルサイズだけにリアの荷室も大きい。

独自性を改め時代の流れに沿う走りの性能

 だが、その後すぐに例の撤退によってこの型のナビゲーターはほとんど見かけなくなったから、逆に、今見ても新鮮さを感じる。

 個体の程度も、予想を裏切るほど良く、まだまだ十分にリンカーンの魅力を味わえるはず。ボディ全体のサイズ感やインテリアの質感等もその当時のレベルではあるのが精度は高く、今も十分に満足できる。独自性の高いエンジンも魅力だ。

 と同時にブラックのボディカラーにブラックの純正ホイールの組み合わせがよくマッチしており(黒船来航のよう)、フルノーマル状態というのも好感(オラオラ感と品格とが混じり合う絶妙な雰囲気が素敵だ)。インテリア全体的にも使用感が少なく、さすがディーラー個体と言えるだけのものだった。

 ブルートでは、F150ラプターやエクスプローラーといったフォード車を積極的に販売してきており、ナビゲーターに関しては初代からずっと扱ってきているショップということで、フォード車にもかなり精通しているから、販売だけでなくメンテナンスや修理相談も利用できるということも覚えておくと良いだろう。
販売マネージャーを務める岡崎氏。ブルートでも初となる四代目ナビゲーターについて解説してくれた。
ブルートでは旧世代モデルの人気は今も高いということで、販売から整備までを今もなお積極的に行っている。

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