更新日:2019.06.25
文/吉田昌宏 写真/フォードモーター
「出る出る」と言われて、いまだデビューしていないブロンコ。だが、今全米で最も期待されている新車型車の一台であるという。
振り返れば2018年末にフォードディーラーミーティングが行われ、ティーザー写真まで公開された。にもかかわらず、それ以降音沙汰なし。ブロンコのデビューはなくなったのか?
否。ブロンコは2021年モデルとしてデビューするという。それはミッドサイズのレンジャーをベースにしたミディアムSUVとして。
フォードの工場、ミシガン、ウエインにて製作され、レンジャーのフレームを利用し、2ドアと4ドア版が登場する。そして搭載エンジンがエコブースト。2.3リッター直4がメインであり、V6ツインターボも検討されているという。当然、ミッションは10速ATだろう。
さらに7速MTも登場予定といい、そこはジープラングラーが独占しているオフロードスタイルへの対策として検討されている。しかも、ルーフとドアの取り外しを可能にしたモデルも後にラインナップに加わる予定とか。
最初に「ブロンコ復活」が報道されてから、すでに5年の歳月を経ているから、「旬の時期を逃した」と言われていたが、全米でのファンの支持はいまだ高く、期待値も圧倒的。それだけに旧ブロンコをベースにしたデザインでの復刻が望まれるが、果たしてどうなるか(名前だけブロンコ的なモデルだった場合が一番最悪だろう)。
2021年モデルということで、それが本当であればちょうど一年後には全米のディーラーに並んでいるはずだ。となれば発表は今年中? もしくは2020年初頭のデトロイト?
日本では、いまだ旧チビブロが人気なだけに、復刻版の知名度も高いはずである。マスタングのような人気車になるかどうかはデザインや価格にもよるだろうが。
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