TEST RIDE

[試乗記]

自在にギアをセレクトして走りにも積極的なミニバン

2018 ホンダ オデッセイ (HONDA ODEYSSEY)

ホンダビートとの二台体制を夢想する

日本でUSホンダ車両の実車を販売しているベルエアーにて最新のUSホンダオデッセイを取材した。

更新日:2017.10.11

文/吉田昌宏 写真/古閑章郎

取材協力/ベルエアー TEL 0436265700 [ホームページ] [詳細情報]

2018年モデルでマイナーチェンジ

 「US HONDA 輸入いたします」といった宣伝文句を掲げているショップの広告はよく見るが、実際に輸入していないのが現状であって。だから2018年の最新USオデッセイと言われても、正直実物を見た経験がない。

 ニュースを見て2018年型はマイナーチェンジを受けたとは知ってはいても、実際にはよくわからないのが正直なところ、だった。

 だからベルエアーにて新車の実車を見たときには、「意外に小さいな」というのが第一印象。だが、本当は全長5メーター越え、幅2メーター越えのサイズ感だから小さいわけがない(笑)。それでも小さく見えたのは、所見だったからだといういい訳である。

 こうしたミニバンを見て、即座に思い浮かべるのがトヨタシエナ。筆者的にはそのくらいしか経験値がない。そして比較すれば、車体のデザインには当然好みがあるだろうが、各部に触れた感触的な差は、オデッセイの圧勝である。特にインテリアは別格であり、聞いたところによれば、走りもきびきび感があって、スポーティミニバンが好みであればシエナ以上だろう、という。

 さて、まず2018年のオデッセイをまとめてみる。2017年から2018年にかけマイナーチェンジが行われ、ボディデザインが変わっている。特に大きく変わっているのがフロントマスク。グリルやヘッドライト回りのデザインが変化。

 さらに安全装備の充実とミッションの変更が大きな話題になっている。具体的には、それまでの6速ATが、9速、10速ATへと進化しているのである。

 ちなみに、オデッセイには複数のグレードがあり、そのグレードにより搭載装備の差が結構あるから注意が必要である。

2018年でマイナーチェンジを受けたUSホンダオデッセイ。大きな特徴はフロントマスクの変更とドライブトレインの変更、そして安全装備の追加。

リアは、スライドドアのレールがボディから消えたことによるキレイなラインが特徴。

オデッセイと聞けば、こちらの2017年までのスタイルを思い浮かべる方も多いかもしれない。

3.5リッターV6は280hp

<オデッセイ 簡略グレード>(下に行くほど上級グレードとなる)
■LX 9速AT
■EX 9速AT
■EX-L 9速AT ←今回の取材車両
■Touring 10速AT

 これらグレードに搭載されるエンジンは全車同一の3.5リッターV6。280hp、最大トルク262lb-ftを発生させ、9速および10速ATが組み合わされるが、今回取材したオデッセイのグレードは「EX-L」だから9速ATとの組み合わせである。

 ちなみに、今回の対象ではないが、グレード「Touring」のみアイドリングストップ機能が装備されている。

 さて、今回のオデッセイはこれまでリッジライン等のUSホンダ車を積極的に取り扱い、すで何台もの実車を納車しているベルエアーが初めて輸入した車両。当然新車ということで、試乗はこちらから遠慮させてもらったが、それでも担当者に聞けば「かなり上質かつスポーティ」という印象を持ったという。

搭載されるエンジンは全車同一の3.5リッターV6。280hp、最大トルク262lb-ftを発生させ、9速および10速ATが組み合わされる。ホンダらしいエンジンの息吹が感じられる。

シフトは、シフトレバーがなくなり、ボタン操作で行う。慣れれば操作性に違和感は感じることはない。

変速は、ステアリング裏のパドルにて操作を行う。ミニバンでありながら、積極的にギアをセレクトして走れるのがホンダ流。

メーターデザインも先進性溢れるもの。車体すべての操作性にマッチしている。

HONDAならではの走りの流儀

 ベルエアーはトヨタシエナに関しては、日本の販売台数ベスト5店舗に入っているほどの数を扱っているだけあって、シエナとの違いは明白という。特に違いが大きいのがインテリアの質感。

 まず、ステアリング等に使用されているマテリアルの感触が高級感があっていいのと、コンソール回りに使用されているプラスチックの質感も、日本製のようなわかりやすいチープ感が皆無。

 それにAT操作がすべてボタン式になり、一時期流行ったダイヤル式ではない(個人的にはNGだったダイヤル式)操作性が違和感なくハマるのが素晴らしい。

 具体的には、「P」「R」「N」「DS」の操作をすべてボタンで行い、シフトレバーはない。では変速は?となるが、それはステアリング裏のパドルにて操作を行う。ミニバンでありながら、操作性は意外にもスポーティで、積極的にギアをセレクトして走れるのがホンダ流ということなのだろう。

ホワイトボディにワインぽいカラーのレザーシートが洗練されたスタイルにマッチしている。

シートの性能は言わずもがなだが、足元の空間の広さも特筆。

サードシートは、大人も使える広さ。積極的に活用したい。

シートアレンジや荷室の広さは日本メーカーならではの極めの細やかさ。

ホンダ2台体制は素晴らしい選択肢かも

 居住性は、サイズ感とともに十分なスペースがあり、シート等の折りたたみの操作性もさすがはホンダと感動するほどスムーズ。日本車だと、トヨタアルファード以上の空間アレンジと走りが可能なはずである。

 全体的な印象としては、トヨタシエナに若干の古さを感じていただけに、すべてが洗練され、しかもハイテクマシンのような風情を感じさせるところ、そしてさらに自在にギアをセレクトして走りにも積極的なミニバンとして、かなりオススメな存在と言っていいだろう。

 価格的にも、シエナの新車と同価格帯であり、十分に商機があると感じる質感であった。

 個人的は、このオデッセイにホンダビートあたりがセカンドカーとしてあれば、素晴らしいカーライフが送れるだろうと想像するのである。

シートをすべて生かした状態でもカーゴスペースには余裕がある。

<関連記事>
>> 2017 ホンダ リッジライン (HONDA RIDGELINE) を見る

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