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エクスプローラーを購入した理由は? 満足してますか?

フォード エクスプローラー/オーナーインタビュー3

2013年型フォード エクスプローラー XLT エコブースト

現行フォードエクスプローラーは、2リッター直4のエコブーストをラインナップする事で新たなユーザー層を獲得する事に成功した。何店舗かの正規ディーラーにリサーチしたところ、2リッターのエコブーストに関しては、「これが初めてのアメ車」という人が、これまでのモデルとは比較にならないくらい多いという回答だった。そこで今回のオーナーインタビューでは、現行エクスプローラーがアメ車初体験というオーナーさんに的を絞って取材させていただいた。「これまでアメ車を愛車にした経験のない人達が、どうして現行エクスプローラーを購入する気になったのか?」また「実際に購入してみての感想は?」というのが主な質問内容だったが、果たしてその結果は?

更新日:2014.10.30

文/田中享(Tanaka Susumu) 写真/田中享(Tanaka Susumu)

取材協力/フォード新滋賀 TEL 0749-28-1149 [ホームページ] [詳細情報]

国産のカスタムカー&チューニングカーからの乗換え

 今回のオーナーインタビューでは「エクスプローラーが初めての外車(=当然ながら初めてのアメ車)」という条件に合致するオーナーさんをフォード新滋賀に紹介していただいたのだが、第二回で紹介した高田さんと同様、ここで紹介する高野さんもかなりのクルマ好き。エクスプローラー以前に乗っていた3台は全て国産車だったそうだが、いずれもけっこうイジって乗っていたとのこと。

「これまでの愛車歴はトヨタのチェイサー・ツアラーV、エスティマ、日産のY34セドリックと3台なんですが、3台とも車高調、エアロ、マフラーなど、一通りのチューンやドレスアップをしてました。ノーマルでは物足りないというか…まぁ僕も若かったので(笑)」

 クルマを改造する人というのは、大抵クルマが大好きな人だし、クルマというのは手をかければかけるほど愛着が湧くもの。愛車の乗り換えに対するハードルは、一般の人よりもかなり高いと思うし、乗り換えを決意した背景には明確な理由があると思うのだが、高野さんの場合はどうだったのだろう?

「クルマってカスタムすると格好良くはなりますが、カスタムの度合いと反比例するように実用性は下がりますよね?(笑)。僕の場合、3代目のY34は車高調でかなりローダウンしていたので、使い勝手が悪くて。独身で自分だけが満足出来れば良い環境であればそれでもいいのですが、今は子供もいるので。もう少し実用的なクルマがいいなぁ、と思ったのが乗り換えのきっかけでした」

高野元気さん。滋賀県在住。

2013y Ford Explorer XLT EcoBoost

購入時の協力な援軍は舅さん(笑)

 スポーツカーやチューニングカーなど、実用性の低い車両を愛車にしていた若者が、結婚をきっかけに実用性の高いミニバンや軽自動車に乗り換えるという話は昔からよく聞くし、そういう意味では高野さんの乗り換えの理由もしっくりくる。しかし、代わりに選んだのがアメリカンSUVとなると話は別。高野さんがエクスプローラーを選んだ理由は何だったのだろう?

「元々クルマが好きな人間て、自分で乗る乗らないに関係なく色んなクルマに興味があると思うんですよね。それがアメ車だって例外じゃない。僕自身も当然ながらフォード・エクスプローラーの存在は知ってたし、モデルチェンジのニュースで写真を見た時に『カッコいいな』と思ったんですよね」
「ただ、いくら良いと思っても、大排気量車だと維持が大変だし、購入の対象にはならなかったと思うんですが、排気量が2リッターと知って購入の意欲が湧いた感じです。だってセドリックよりも維持費が安くなるわけですから(笑)」


 確かに現行エクスプローラーは、2リッター直4エコブースト搭載車であれば税金はセドリックなんかよりも安いし、燃料代だって下手な国産ミニバンよりも良好。こと維持費という観点で見れば、国産セダンやミニバンからの乗換ターゲットになっても何ら不思議はない。しかし、日本の場合、世間一般のアメ車に対するイメージは良好とは言えない。それまでずっと国産車に乗っていた高野さんには、アメ車を購入することに対しての不安はなかったのだろうか?

「実は嫁の父親、つまり僕の義父がハマーH3に乗ってるんですよ。その義父が色々とアドバイスしてくれたんで、購入時には不安はほとんどなかったですね。」

 親族、それも舅という、ある意味最も気を使うべき親族がアメ車ファンであったという事実が高野さんの最大のラッキーであり、また愛車購入に大きく役立った事は想像に難くない。一般的に、クルマ好きの男の愛車購入において、最大の障壁となるのは細君だと言われるが、おそらく高野さんの舅さんは、娘の説得にも一役買ってくれたのではないかと思われる(笑)。

こういったデカールの貼り方は、いかにもスタイルワゴン系のエスティマに乗っていた人らしい(笑)。しかし、カリフォルニアカスタムのこのサイズのパームツリーのデカールは、今となってはレアアイテムだ。

「やっぱりカスタムすると実用性が下がるし、このクルマはそれほどイジるつもりはありません」という高野さんだが、エクスプローラーのある生活に馴染んできた現在、「タイヤ&ホイールくらいは換えてもいいかな?」と少し思い始めているのだとか(笑)

老夫婦になったら今度はマスタングに乗りたい

 さて、割とスムーズに初めてのアメ車を手に入れる事に成功した高野さんだが、実際にエクスプローラーを買ってみての感想はどうだったのだろう?
 
「もちろん大満足です。まず行動範囲が広がりましたね。以前の愛車達と比べて車高が圧倒的に高いので、何処にでも行けます。海とかバーベキューとか、アウトドアレジャーに使えるのは購入前のイメージ通りでしたね」
「また、パワー的にも十分です。チェイサーやセドリックと比べるまでもなく、購入前にはこのサイズで2リッターはどうかな?という気がしないでもなかったのですが、実際に使ってみてパワー不足を感じた事は一度もありません。燃費だって良いですしね」
「新車で買ったのだから当然かもしれませんが、故障やトラブルは皆無だし、ディーラーのサービスもいいし、とくに不満に感じる点はないですね」


 エクスプローラーの購入は大正解だったという高野さんだが、本当に不満な点は全くないのだろうか?

「とくに思いつかないんですが…。強いて言えば一点だけ。車高の高さは大きなメリットですが、やっぱりフロアの位置が高いから、ノーマルだと小さい子供やお年寄りは乗降が少し難いんですよね。でも、僕のクルマはランニングボードを付けてもらったので問題ないし、やっぱり不満らしい不満というのはないですね(笑)」

 インタビューの間中、にこやかに嬉しそうに愛車についてお話してくれた高野さんだが、最後にこんな事を話してくれた。

「本当に気に入って買ったクルマだし、少なくとも10年は乗るつもりですが、将来子供が手を離れて、嫁と二人っきりになったら今度はマスタングに乗ってみたいですね」

※フォード エクスプローラー/オーナーインタビュー1↓
>>2014年型フォード エクスプローラー XLT エコブースト
※フォード エクスプローラー/オーナーインタビュー2↓
>>2011年型フォード エクスプローラー XLT エコブースト
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エクステリアのランニングボードとインテリアのフリップダウンモニターは、小さいお子さんがいる家庭では必需品。アナ雪さえ再生しておけば長時間渋滞にハマってもへっちゃら?

ゆったりサイズのラゲッジはアウトドアに最適。車内空間の広さは3列シートを備える国産2リッタークラスのミニバン以上だ。

アメリカンSUVの知られざるメリットの一つがシート。肉厚でサイズもゆったりしているので、ロングドライブでも疲れ難いのだ。

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