今回登場してくれたMINORUさんは、現在の愛車である2014年型フォード・マスタング V8 GT パフォーマンスパッケージを昨年の8月に新車で購入している。
昨年の8月と言えば、既に7代目となる2015年モデルの詳細は発表済み。少し待てば新型が購入出来るくらいのタイミングで、あえて6代目マスタングの最終モデルを購入したのは何故なのだろう?
「一番はフロントマスクのデザインです。7代目よりも6代目のこの顔の方が私の好みなんですよ(笑)」
単純明快。実に分かりやすい理由であるが、新型の存在は全く気にならなかったのだろうか?
「新型が100%気にならなかったというと嘘になりますが、先にお答えした通り新型よりも今の愛車のデザインの方が自分の好みでしたから。もちろん価格や性能が圧倒的に違うというのであれば少しは迷ったかもしれませんが、V8モデルについてはキャリーオーバーという情報をフォード新滋賀の担当の方に聞いていましたから」
『性能』という言葉が出たが、新型の目玉となるマスタング史上初の2.3リッター直4エコブーストエンジンの存在も気にならなかったのだろうか?
「それに関しては全く気にならなかったですね。私はマスタングを買うならV8と最初から決めていましたから」
最初からV8モデル一本で購入を検討していたというのであれば、デザイン優先で2014年型を購入するのも首肯ける話だが、実際に購入した後の感想はどうなだったのだろう?
「自分が元々持っていた情報だけでなく、フォード新滋賀の担当の方に色々と教えてもらって、なおかつ同形モデルにも試乗して購入を決定しているので、予想外という部分はほとんどありません。購入後、既に1万2000kmほど走りましたが、予想通り『最高』です(笑)」
最高ということは、不満な部分は皆無という事?
「そうですねぇ…、内装はやっぱりちょっとチープな感じですよね。ただこれは購入前から分かってたことですから(笑)。それにもし『完璧』だったら自分で手を入れる余地がなくなってしまうし、それはそれでつまらないんじゃないですかね?」
MINORUさんの愛車はよく見ると各部に少なからず手が入っているのが分かる。ホイール以外は『さり気なく』という言葉がピッタリの品の良いカスタムだが、これらのカスタムはどうしているのだろう?
「カスタムやドレスアップは基本的に全部DIYです。自分の会社に少し作業スペースがあるので、そこでコツコツと手を入れています。パーツの仕入れについてもアメリカ本国から自分で取り寄せることが多いですね」
オーナーさんが全部自分自身で行っているとは思えないほどMINORUさんの愛車の完成度は高いが、カスタムやドレスアップに何かコツのようなものはあるのだろうか?
「『慣れ』じゃないですかね? 私はマスタングは初めてですが、以前はアストロやエクスプローラーに乗っていて、それなりにカスタムにもハマってましたから。また、もっと若い頃はハチロクなんかでも遊んでたし、そういった経験が今の愛車のカスタムに反映されている部分はあると思います」
購入してから4ヶ月足らず(取材時点)とは思えないほどマスタングに習熟しているMINORUさんだが、これからの愛車との付き合い方に明確なビジョンのようなものはあるのだろうか?
「もう少しだけカスタムする予定です。外装関連では既にキャリパーとフロントリップスポイラーをオーダーしてますし、インテリア関連でも2DINのナビゲーションシステムをオーダー済みです。カスタムについてはそこまでで一段落。あとはもうノンビリと長くつき合っていきたいですね」
今回、MINORUさんを取材して改めて感じたのは、クルマの購入時に一番大切なのは自分の好みだということ。新しいとか古いとか、得とか損とか、そういった客観的な判断材料は二の次で、主観的にその時の自分が一番好きなクルマを買うのが結果的に正解なんだな」ということが再確認できた。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES