TEST RIDE

[試乗記]

フルモデルチェンジ後の新車のCustomをリポート

2019 シボレーシルバラード Custom

圧倒的進化とフェイスの力強さが持ち味

2019年にフルモデルチェンジを実施したシボレーシルバラードの新車を取材した。

更新日:2020.11.10

文/椙内洋輔 写真/古閑章郎

取材協力/ABE CARS Tama Garage TEL 042-311-0041 [ホームページ] [詳細情報]

劇的進化を果たしたGM的フルモデルチェンジ

 2019年にフルモデルチェンジしたシボレーシルバラードは、まずデザインが改められた。一時代を築いた90年代のC1500を思い起こさせる強面な硬派なスタイル。

 と同時にアルミ等の複合素材によって450ポンド(204kg)の軽量化を果たし、ボディ、フレーム、サスペンションに至る全域で見直され、すべての面でリニューアルされた。

 フロントマスクには、カマロからインスピレーションを得た一部分を含め、空力やエンジン冷却にもこだわり、機能とデザインを融合させた、それでいてシルバラードらしさをアピールするデザインを採用。

 さらに実用性と機能性の融合といった最先端ピックアップを目指しモデルチェンジされている。C1500以降、われわれが待ち望んだ「らしさ」の復活である。

 搭載されるエンジンは、3リッター直6ディーゼルからはじまり4.3リッターV6、5.3リッターV8、6.2リッターV8に至るまで6つのエンジンを有し、5.3リッターV8に組み合わされるミッションは8速AT、6.2リッターV8に組み合わされるのが10速ATである。

2019年にフルモデルチェンジ。フロントマスクのデザインには、6代目カマロの経験値とデザイン的ノウハウが込められているという。

取材個体はCustomというグレード。かつてのC1500のような質実剛健的な使い方ができるグレードである。

豊富なグレードに多彩な組み合わせが可能

 それぞれのパターンとの組み合わせによるモデルラインナップは8種類に及ぶという。以下、グレードである(一番上が上級グレード)。

・High Country
・LTZ
・LT Trail Boss
・Custom Trail Boss
・RST
・LT
・Custom
・Work Truck

 今回取材した個体は、Customの新車であり、オプションの5.3リッターV8搭載しているモデルである。この個体のポイントは、新車であることと628万円という価格にある。

搭載されるエンジンは5.3リッターV8に8速ATが組み合わされる。355hpのパワーはピックアップには必要十分。

樹脂素材を多く使用したインテリア。だが、使用されるプラスチックの素材感は非常に高い。センターコンソールには3.5インチのインフォメーションスクリーンを備える。

今どき珍しいコラムシフトが採用されている。まさしくワークなトラックならではの装備。ちなみにベンチシートとの組み合わせ。

ピックアップトラックを走らせているという感覚はほとんどない。そのくらいエンジンからサスペンションに至るまでが充実している。

日本では一段とレアなCustom

 というのも、この個体のグレードはCustomであり、今現在日本の市場に出回っている上級グレードたちと比較して約100万円は安い。

 とはいえ、日本で乗る上で必要とされるものはほぼ装備されているわけだから、あえて上級グレードを望まなければ、Customで十分に満足できるはず。

 上級グレードとの差は内装レザー&シート、ボディ外装のバンパーカラーの違い、その他少々の装備等の違いが当てはまると思われるが、それら部分に関しては、この個体を直接見て納得できるのであればなくても良いはず(あえて求めるものがあるならば、そもそも最初からこの個体には目もくれないだろうし)

 しかも通常Customは、4.3リッターV6エンジンが標準装備だが、この個体にはオプションとなる5.3リッターV8が搭載されている。

 あくまで個人的な意見だが、こういうピックアップトラックはベースグレードに近いものほど本来の味わいが出ると思っていて(上級グレード買うならタホやサバーを購入した方が良いのではと思ってしまう)、だから今回のCustomは非常に好感だし、思いっきりピックアップトラック的な使い方ができるに違いない。

 で、実際に動かしてみたが、見た目通り素晴らしかった。355hpを発生させるV8は十分に力強いし、街中程度の走りだが、なんら不満はない。特に出足の軽さの感覚はこの年代の特徴を示していると思う。

 まさに旧C1500あたりから考えれば別世界の乗り物であり、そういう意味では十分に満足できるだろう。

フロント3名のベンチシートによる6人乗車が可能。いわゆる昔ながらのベンコラタイプ。

オプションの三折り式のソフトトップカバーが装着される。が、パワーテールゲートは未装着。

かつての強面ピックアップのイメージが蘇るシルバラードの新フェイス。エア導入といった機能面の高さも充実。

ピックアップらしく使いたい方にはうってつけ

 同時にインテリア等を確認したが、たしかにレザー等で覆われることのないプラスチック素材のインパネだが、これも昔と異なり素材感がまったく異なるから、安っぽさを感じさせることはほとんどない。

 そういう意味では、上記したとおり、ピックアップ的な使用をする前提であれば、まったく問題ないだろう。

 なお、この個体を販売しているABE CARS Tama Garageは、開店当初からピックアップトラックとフォード車の二系統を販売の中心に据えているショップ。

 しかも母体はあの阿部商会。だから行けばわかるが、まるでディーラーのようなショールームとメンテナンス工場を有しており、工場に関して言えばフォード認定工場でもある。

 そうした「しっかり直せる工場」を持っているからこそ、現代の新車の販売も可能なのである。

 新世代のピックアップ、新型シルバラードはまだまだ日本ではレアな存在だけに個体数も少なく、あっても上級グレードが多い。そんな中のCustomということで、ピックアップらしく使いたい方にはうってつけの1台だと思うのである。

V8エンジンを搭載し、ベンチシート&コラムシフトによるかつてのピックアップのような感覚が味わえる新世代のシルバラード。

ABE CARS Tama Garage は、一般修理やパーツ手配、さらには各電子デバイス等のすべての機材を揃え、アメ車に精通したメカニックによる適切な整備が可能になる。

RELATED

[関連記事]

シボレーシルバラード ZR2

REGULAR ARTICLES

2005 クライスラーPTクルーザー & 2010 シボレーシルバラード

TEST RIDE

ジャパンレーストラックトレンズ

2022 シボレーシルバラード ZR2

TEST RIDE

スペース YOKOHAMA

2024 シボレーシルバラード EV RST

NEWS & INFORMATION

2019 シボレーシルバラード Custom

TEST RIDE

ABE CARS Tama Garage

2019 シボレーシルバラード

SPECIAL ARTICLES

SHOP

[同店舗記事]

ARCHIVES

[アーカイブス]

NEWS & INFORMATION

[ニュース&お知らせ]

SPECIAL ARTICLES

[特集]

CAR

[新着アメ車]

ジープコマンダーリミテッド
ジープコマンダーリミテッド

218万円

年式:2007年

走行距離:42,545km

ガレージダイバン

シボレーシェビーバン
シボレーシェビーバン

298万円

年式:1968年

走行距離:

ガレージダイバン

フォードマスタングエコブースト50イヤーズエディション
フォードマスタングエコブースト50イヤーズエディション

428万円

年式:2015年

走行距離:49,998km

ガレージダイバン

シボレーコルベットクーペ
シボレーコルベットクーペ

378万円

年式:1981年

走行距離:

ガレージダイバン

PARTS

[新着パーツ]

XADO リヴァイタリザント EX120 あらゆる種類の燃料装置と燃料噴射システム用
XADO リヴァイタリザント EX120 あらゆる種類の燃料装置と燃料噴射システム用

3,300

OTHERS

ウエストクラブインターナショナル

ХАDО® リヴァイタリザントEX120 パワーステアリング ブースターと油圧機器用
ХАDО® リヴァイタリザントEX120 パワーステアリング ブースターと油圧機器用

3,300

OTHERS

ウエストクラブインターナショナル

ХАDО® リヴァイタリザント EX120 ディーゼルエンジン用
ХАDО® リヴァイタリザント EX120 ディーゼルエンジン用

3,300

OTHERS

ウエストクラブインターナショナル

XADO リヴァイタリザント EX120 ギアボックス・トランスファーケース・ディファレンシャル用
XADO リヴァイタリザント EX120 ギアボックス・トランスファーケース・ディファレンシャル用

3,300

OTHERS

ウエストクラブインターナショナル

スーパフォーマンス・ジャパン公式HP有限会社 スペース YOKOHAMA

CAR

[新着アメ車]

ジープコマンダーリミテッド
ジープコマンダーリミテッド

218万円
支払総額242万円

年式:2007年

走行距離:42,545km

ガレージダイバン

シボレーシェビーバン
シボレーシェビーバン

298万円
支払総額335万円

年式:1968年

走行距離:

ガレージダイバン

PARTS

[新着パーツ]

XADO リヴァイタリザント EX120 あらゆる種類の燃料装置と燃料噴射システム用
XADO リヴァイタリザント EX120 あらゆる種類の燃料装置と燃料噴射システム用

3,300

OTHERS

ウエストクラブインターナショナル

ХАDО® リヴァイタリザントEX120 パワーステアリング ブースターと油圧機器用
ХАDО® リヴァイタリザントEX120 パワーステアリング ブースターと油圧機器用

3,300

OTHERS

ウエストクラブインターナショナル

スーパフォーマンス・ジャパン公式HP有限会社 スペース YOKOHAMA

ページトップ