昨年最後の『ニュース&お知らせ』やアメ車ワールドの公式Facebookで紹介したナインレコードのTCMコントローラーの続報になります。
今回ナインレコードが発売を開始した『TCMコントローラー』とは、クライスラー&ダッジのTransmission Control Module(トランスミッション・コントロール・モジュール)の設定を任意に変更する事が出来るツール。ゆえに名称はTCMコントローラー。まんまの名称ですね(笑)。
チューニング業界では、ECU(エンジン・コントロール・ユニット=コンピュータ)のプログラムに介入する(独自のプログラムを割り込ませる)ための『サブコン』というチューニングがありますが、ナインレコードのTCMコントローラーもこのサブコンとなります。ただし、このサブコンはECUではなく、トランスミッション用。要するにAT用のサブコンですね(注:ブレーキにも介入します)。
では、TCMコントローラーをトランスミッション・コントロール・モジュールにバイパスさせる事で何が出来るか?ですが、これが色々と出来ます。主な機能としては下記の通り。
1:オートスティックモード(Dレンジ)でのシフトアップ回転数の設定変更
2:シフトチェンジ時間の短縮(変速ショックは強くなります)
3:メーター内の純正ディスプレイにATFの温度を表示
4:ステアリングスイッチでシフトアップ&ダウン
5:バーンナウトモード(ラインロック機能)/ローンチモード
上記の1〜5以外にも細かい機能があるみたいですが、1〜5だけでも十分に魅力的だと思います。これで何十万円もするのであれば「確かに面白いと思うけど、実際に装着するとなると…」となるところですが、このTCMコントローラーの発売価格は取付&セッティング込みで9万円(税抜)ですからね。コストパフォーマンスはかなり高いと思います。
今回取材にご協力いただいたナインレコードの担当者いわく、「販売を開始したばかりの商品なので、まだ施行台数が少くデータの蓄積は十分とは言えません。十分にテストはしてますが、正直、予期せぬトラブルが出る可能性もゼロではありません。でも、かなり面白い商品であるのは確かです」とのこと。
また、「取付がちょっと難しい事や、装着後の動作確認、あるいはアフターフォローなどの問題もあるので、しばらくは弊社または弊社の認定した特定のショップさんのみでの販売&取付という形態で進める予定です」とのことだ。
■TCMコントローラー
価格:9万7200円(税込)※取付&セッティング込み
>>LX/LC用TCMコントローラーが発売開始!
なお、この商品はダッジ&クライスラーのV8 HEMIエンジンを搭載したAT車限定のパーツであり、残念ながらV6エンジン搭載車には装着出来ないとのこと(当然ながらMT車にも装着は出来ません)。
また、GMやフォードの車両に関しては、ナインレコードが得意とするディアブロやSCTなどのデバイスを使ったROMチューンを行えば、TCMコントローラーの様なパーツを装着しなくても、ATのセッティングもある程度は変更出来るとのことです。
183,250円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋
272,800円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋
3,553円
MAINTENANCE
6DEGREES
1,881円
MAINTENANCE
6DEGREES