4月15日(日)に行われたエイブル主催のアメ車ツーリングは、今年で13回目となる恒例のイベントであり、かつ今年は創業20周年のアニバーサリーツーリングでもあった。参加車両35台、参加人数70人という中規模のイベントではあったのだが、実にアットホームな、非常に楽しいツーリングであり、ツーリング初参加というような初心者の方々も気兼ねなく入り込んで行けたのが特徴である。
筆者も久々の同行取材であったのだが昔を思い出し、変わっていない懐かしさと新しい発見と、さらに新たなクルマ&オーナーとの出会いが、一日中新鮮な気持ちにさせてくれた。
このエイブルのツーリングは、フリーの参加を募る集まりではなく、エイブルとの付き合いが何かしらある方々たちの集まりであるという。つまり、ここにいる車両の大半が、エイブルユーザーということである。で、そうしたことを踏まえて参加車を改めて見ると、まあ懐かしいアメ車がうじゃうじゃ。サードカマロにフォース、トランザムに、インパラにワゴニアにイーグルワゴンありと…。そう、エイブルはこういった車両を得意とするアメ車屋さん。といっても、マニアの集団でないのがエイブルの特徴である。
「浅く広く、じゃないけど、アメ車オーナーの底辺を支えるつもり」と代表の原さんが語るように、つい最近カマロオーナーになった、というような方々もいたりする。「いろいろなアメ車屋さんがあっていいように、いろいろなオーナーさんがいるわけで、中でもウチは初心者の方々が、サードカマロ等が現役だった90年代のアメ車を楽しめるような、そんな店構えをしているつもりです」
もちろん、高年式のアメ車も取り扱っているが、90年代のアメ車を今、街中である程度フツーに乗るためのノウハウが非常に豊富なショップである。
というわけで、そうした車両に乗っているオーナーさんたちのツーリング。ご覧ください。
エイブルのツーリングは、東名高速足柄サービスエリアに集合することから始まった(午前8時)。そこに各車集まり、それぞれの集合と共にイベント概要とその先の開催地、富士宮までのツーリング案内が行われる。足柄から富士宮までには、3種類の行き方があり、それぞれの案内と地図が配られ、各々が行き方をチョイスする。
当日は第二東名が開通した日でもあり、御殿場下車、東名富士、第二東名使用と、目的地の富士宮ミルクランドまでの道のりを走ることになる。
取材班は、あえて御殿場で高速を降り、そこからいわゆるワインディングロードを通り富士宮に向った。当日、このコースを使用したアメ車は計5台(たぶん)。イーグルワゴン、サード2台、インパラ、454SSのテールを眺めながら山道コース路を駆け抜けたのである。およそ1時間弱、多少霧でガスっていた所はあれど、そこそこ速いペースで走り切り、ミルクランドに到着。
各車それぞれの到着とともに指定の位置に愛車を止め、記念撮影や愛車談義に華を咲かせたのである。
われわれ取材班は、これらの時間を使いオーナーさんに話を聞かせてもらったのだが、非常に印象的だったのが、「アメ車が好き」っていう方が非常に多かったこと。アメ車ツーリングなんだから当たり前だろ? って思う方がいるかもしれないが、最近は意外にもそうでない方もいるんですね〜。特に新型車に乗っている方々の中にはね(ただ新車が好き、新しいものが好き、速いのが好き、カッコいいから好きとかで、熱が冷めると離れてしまう方が結構いるんですよ)。
けど今回取材した方々は、口を揃えてアメ車が好きと語る。しかも90年代という、すでに15年から22年落ちのアメ車に乗っているのだから説得力があるわけです(もっと古いアメ車にnお乗りの方々もいらっしゃいましたね〜)。
オーナーの中には、つい最近手に入れた方々もいれば、10年探してやっと巡り会えた〜なんて方もいるし、ノーマル状態を維持している方もいれば、積極的にチューニングしたり、自作でカスタムしたり…様々でしたね。いい具合にヤレたサードやインパラを見た際には、久々にうなってしまいました。皆さん、これからもずっと大切にして欲しい! そんな車両ばかりでした。
記念撮影を終えると、ミルクランド内の敷地でビュッフェ形式のミニバーベキューを行い、その後プレゼント抽選会やオークションが行われ、最後に参加車両の投票発表が行われた。全参加車の中から3台のアメ車が選ばれ、1位がシボレーカマロ、2位がシボレーエルカミーノ、そして3位がファイヤーバードラムエアでした。この辺の詳細は次回オーナー編で紹介いたします。
最高の天気と最高のロケーションと最高のアメ車たち。そして美味しい食べ物と楽しい仲間たちに囲まれた、エイブル20周年ツーリング。
是非、これからもツーリングを続け、この年代のアメ車たちがずっと走り続けていけるよう注力して欲しいと願うとともに、新たな仲間が少しずつでも増えて欲しいと心から思うのである。
次回VOL.2は、オーナーさんたちの愛車とコメントを紹介します。
<関連記事>
>> エイブル 20周年ツーリング VOL.2_1を見る
>> エイブル 20周年ツーリング VOL.2_2を見る
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