TEST RIDE

[試乗記]

もう二度と誕生しないだろうと言われるスポーティSUV

2013 インフィニティ FX37 (INFINITI FX37)

居住性を捨ててまでも走りとデザインを優先

最新モデルではQX70と呼ばれているが、みなさんにはFX45や50といった呼び方の方がわかりやすいかも。そんなFXシリーズの最終モデルを取材した。

更新日:2016.11.15

文/椙内洋輔 写真/古閑章郎

取材協力/ベルエアー TEL 0436265700 [ホームページ] [詳細情報]

スポーティSUVの先駆的存在

 2003年にデビューした初代FX45は、角張ったフルサイズSUVやミディアムSUVが幅を利かせていたアメリカにおいては異質だったに違いない。なによりその躍動感溢れるスタイリングには優雅さが伴っており、当時の無骨一辺倒だったアメリカ製SUVにはない、スポーティSUVという新たなジャンルの先駆け的存在として人気を博したのである。

 そんなFXシリーズは2008年にモデルチェンジを行い、より一層ダイナミックかつアグレッシブスタイルをまとい登場した。当時のグレードも二種類。5リッターV8を搭載したFX50と3.5リッターV6を搭載したFX35。そのうち3.5リッターV6エンジンは途中3.7リッターへと排気量アップを行っている。

 このFXシリーズ、2014年にインフィニティブランド全体でのネーミング戦略の再構築が行われ「QX70」へと変更されているが、基本メカニズム等に変化はなく、ネーミングのみの変化で収まっている。

 今回取材した車両は、このQX70へと変更を受ける直前の2013年モデル。搭載エンジンは3.7リッターV6であるからFX37となる。

インフィニティに関して言えば、トヨタタンドラに多い北米信者というよりは、メルセデスやBMWといったブランド物好きなユーザーが多いと言う。

 実物を目前に感じる第一印象は、まさにスポーティ。筋肉質なボディを表現するかのような抑揚に溢れたアグレッシブなボディは、まさにFXシリーズの真骨頂であり、FX自体の最大の魅力と言っていいだろう。

 実際、このボディの採用により、室内空間は若干タイトであり、リアの荷室に至っては他のSUVよりは確実に縮小となってはいるが、スポーツカーとSUVを融合させたようなワイド&ローのボディが醸し出す魅力的なボディを前にすれば、「すべて良し」と誰もが思うことだろう。

 搭載されるエンジンは3.7リッターV6。324hp、最大トルク36.7kg-mを発生させ、7速ATと組み合わされるが、今や300hpものパワーがあれば必要にして十分なパワーであって、もちろん5リッターV8の存在感にも期待してしまうが、日本の道路事情においてはかなりのパワフルさを伴って走ることが可能である。

 室内は、ブラックの質感高いインテリアを有し、タイトな印象である。だがドライビングポジションは明らかにスポーティであり、座面は低く、ステアリングはドライバーの真正面の高い位置に配されている。ボディの抑揚ゆえに見切りもよく、さすがにミディアムレベルのボディサイズの恩恵でもあるだろう。

SUVとはいえ、タイトな印象はまるでスポーツカーのよう。そこに好印象を抱くなら、FX37は、性能&質感含め最高の相棒となるに違いない。

 そう言う意味では、家族を載せてワイワイと楽しむSUVというよりは、ドライバー優先のファントゥドライブなマシンと言ったほうが適切かもしれないのである。

 このFXシリーズ、2014年からQX70と名前を変えているが、中身には変化がないといわれている。そういう意味ではデビューからすでに8年以上経っていることもあり、モデル末期状態とも言えるのである(次期モデルの有無は未定)。

 ということで、今現在QX70の新車を購入するのは非常に難しい時期ともいえるわけで、もし欲しいなら、中身の変わらないFX系の程度良好な中古車をあえて狙うのが得策であると思うわけである。

リアの造形を見ればわかるが、居住性というよりは、デザインや走りを優先したマシンに近い。このコンセプトでは、恐らくもう二度と誕生しないだろうと言われている。

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